アーティストArtists
康 夏奈 Kana Kou 1975-2020
康 夏奈 Kana Kou 1975-2020
康は風景を描くのに、実際にその場所で行った身体的体験をもとに描いている。山に登ったり海に潜ったりという経験は身体に記憶として刻み込まれ、その記憶をもとに風景を操作するというプロセスを辿る。2011年のオペラシティアートギャラリー、2012年のLIXIL ギャラリーやアートフォーラムあざみ野、2013年はVOCA2013や瀬戸内国際芸術祭2013にも参加する注目のアーティストで、瀬戸内国際芸術祭2013年に発表した花寿波島の秘密という逆円錐形の作品は、この芸術祭を代表する作品として高い評価を受けた。小豆島に移り住んで現在も活動を続けるが、興味は立体やインスタレーション作品にも広がっている。最新のギャラリーでの個展では、小豆島の植物や石のドローイングをレリーフ状に仕上げ、その細かい肌合いと宇宙を重ね合わせて描いている。(2016年に吉田から康に姓を変更した)
- 略歴
- 1975 東京都生まれ
2002 広島市立大学芸術学部デザイン工芸学科卒業
2006 アーティスト・イン・レジデンス・プログラム、ロサンゼルス
2009 アーティスト・イン・レジデンス・プログラム、フィスカルス、フィンランド
2011-2 アーティスト・イン・レジデンス・プログラム、香川県小豆島
2020 2月末 逝去 - もっと見る
- 主な個展
- 2016 「康夏奈 - コズミックカクタス」 アートフロントギャラリー / 東京
2015 「吉田夏奈 - プルメリアに映る雪」モエレ沼公園ガラスのピラミッド
2013 「吉田夏奈 - 海は青い、森は緑」 アートフロントギャラリー / 東京
2012 「吉田夏奈 ? Panoramic Forest ? Panoramic Lake」 LIXILギャラリー / 東京
2011 project N44、東京オペラシティ アートギャラリー / 東京
2010 「TWS Emerging 148」 トウキョウワンダーサイト本郷 / 東京
2009 「オセロ:Black and White on the Lake」 ザ・イングリッシュパーク フィスカルス / フィンランド - もっと見る
- 主なグループ展
- 2019 「Sign」富山県美術館、富山
2018 「蒐集衆商」表参道スパイラル、東京
2018 「土木展」21_21 DESIGN SIGHT、上海
「さくらさく展」代官山T-site2F ブックラウンジANJIN、展示
2017 「ぐんまの景観がこんなにも素晴らしい5つの理由」第55回企画展、群馬県立自然史博物館
2016 「Art Meets 03 石塚まこ/康夏奈」アーツ前橋、群馬
「瀬戸内国際芸術祭2016」 小豆島
「土木展」 21_21 DESIGN SIGHT、東京
2014 いちはらアート×ミックス / 千葉
MOT アニュアル2014 フラグメント-未完のはじまり 東京都現代美術館 / 東京
2013 瀬戸内国際芸術祭2013 / 香川県 (2016年に再展示)
「VOCA 2013 現代美術の展望 - 新しい平面の作家たち」 上野の森美術館 / 東京
2012 「そこからの景色」 Gallery Natsuka / 東京
「UTOPIA-何処にもない場所-」 ART BASE MOMOSHIMA 百島 / 広島
「衣食住 ソウルー広島」 西京大学 / ソウル
「View Points あざみ野コンテンポラリー vol.2」 横浜市民ギャラリーあざみ野 / 横浜
2011 「第6回小豆島芸術家村滞在作家展」 ふるさと村夢想館 小豆島 / 香川
2009 「トウキョーワンダーウォール公募2009」 東京都現代美術館 / 東京 - もっと見る
- コレクション/パブリックアート
- 東京都現代美術館
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