展覧会Exhibition

Outside the Garden: 阿部真琴 / 椛田有理 / 佐東恵
写真:阿部真琴「大運動会」(部分)600 × 600 × 90 mm、水性木板、2010年

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Outside the Garden: 阿部真琴 / 椛田有理 / 佐東恵

2011.7.29(金) - 8.14(日)

この度、アートフロントギャラリーでは「Outside the Garden」と題して、阿部真琴、椛田有理、佐東恵の展覧会を開催致します。
日程 2011.7.29(金) - 8.14(日)
営業時間 11:00~19:00 (月休)
会場 アートフロントギャラリー
イベント オープニングレセプション 7月29日(金)18:00~20:00
作家在廊日 佐東恵: 7/30(土)、31(日)PM、椛田有理 8/13(土)、14(日) 終日、阿部7/31(日)、8/13(土)、14(日)
このたび、アートフロントギャラリーではOutside the Gardenと題して本来平面を基調とする3名の作家、阿部真琴、椛田有理、佐東恵の展覧会を開催します。
原田郁、竹中美幸の新作展でもある1回目「Inside the Garden」に続き、ギャラリーという閉じられた空間を庭に見立て、若手作家たちの冒険的な展示を試みる「Garden: Inside and Outside」シリーズの2回目の展示となります。
椛田はシステマティックに一定の規則で作品を作り上げ、通常はキャンバスに描きますが、今回は水盤を張って、水を通して作品を見せる作品を手がけようとしています。阿部は学校をテーマに木版で作品を作ってきていますが、今回はやはり版画という決まりごとの多い世界から一歩離れた作風に転じようとしています。佐東は色彩を重ねた面を彫刻のように削ることで、多彩な色の断面の見える作品を作ります。彼らはみな平面というフィールドから作りたいものを追求する上で一定のルールを守りながらも、表現の可能性を求め、枠をはみ出してゆこうという姿勢が感じられます。エデンという楽園から外へ出ることが人間の宿命であったのならば、アーティストの表現も常に庭の外と中を自由に行き来しながら、創造の領域外へ飛び出してゆくトリックスターの役割をするものであると信じます。

アートフロントギャラリー 近藤俊郎

阿部真琴の今回の作品は木版でありながら、インスタレーションでもある。
空間に飛び出し、背後から見ることも出来ます。
阿部の作品越しに見えるのは人気のある佐東恵作品。平面を彫った作品です。

左に阿部のTwins。学校をモチーフにした不思議な作品群。
右に椛田有理の作品。昨年の展覧会からいっそう深みが増しました。

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