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DAIKANYAMA T-SITE anjin café特別展: ブレス(生命の息吹)
松宮硝子《Transform》12.5×13.0×13.0cm, Pyrex, burner work
大槻智子
大槻智子
medium: 磁土
佐合道子《Beginning no.22》H8.3×W10×D8.7cm,
佐合道子《Beginning no.22》H8.3×W10×D8.7cm,
size: H8.3×W10×D8.7cm
medium: 磁土
杉谷一考《わけがわからない》
杉谷一考《わけがわからない》
size: h25 w15 d17 cm
medium: 陶土
高木基栄《硝像ー精神分析ー》
高木基栄《硝像ー精神分析ー》
medium: 硝子
百瀬玲亜《転変の実》
百瀬玲亜《転変の実》
size: h7 w13 d7 cm
medium: 漆、麻布

  • DAIKANYAMA T-SITE anjin café特別展: ブレス(生命の息吹)
  • 大槻智子
  • 佐合道子《Beginning no.22》H8.3×W10×D8.7cm,
  • 杉谷一考《わけがわからない》
  • 高木基栄《硝像ー精神分析ー》
  • 百瀬玲亜《転変の実》

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DAIKANYAMA T-SITE anjin café特別展: ブレス(生命の息吹)

anjin café

2019年4月9日(火)~7月7日(日)

この度アートフロントギャラリーではDAIKANYAMA T-SITE anjin caféにて、陶・ガラス・漆の分野において工芸の新しい美意識や価値観を貪欲に探求し続けている若手作家6名による小立体作品の展覧会「ブレス(生命の息吹)」展を開催します。タイトルの「ブレス(生命の息吹)」はピンクフロイドの名アルバム「狂気」(1973年)に収録されているバラードのタイトルであり、その歌詞は生まれたばかりの生命体に向かってこれからの人生の摂理や体験するだろう感情、死に至るまでの行動を語りかけます。この曲の気だるく漠然とした語り口を聞いた時、多くの語彙を持たない雪解けの水が、雪に覆われた地中で春を待つ種子に諭しているかのような世界観が頭に浮かびました。本展ではこの曲から雪解けからの生命の息吹をインスパイアし、溶けるように有機的であるような作品を一堂に会します。手ごろなサイズ感で展示される作品はその場でお買い求めいただき、お持ち帰りいただけます。作品に内包されるほとばしる生命のエネルギーをぜひご高覧下さい。

日程 2019年4月9日(火)~7月7日(日)
営業時間 11:00(AM)-2:00(AM)
会場 DAIKANYAMA T-SITE 2号館2階anjin カフェ
アーティスト 大槻智子(陶)、佐合道子(陶)、杉谷一考(陶)、高木基栄(ガラス)、 松宮硝子(ガラス)、 百瀬玲亜(漆)

● 大槻智子(陶)
1979年神奈川生まれ。轆轤成形した陶磁器の表面に主にレリーフ状の装飾を貼り付けて制作する。砂糖菓子のようなパステル色で生命を紡ぎだす作風だが、最近黒色を加点するなど新たな色彩パレットで厚みを加えている。

◆ 略歴
2004年 陶芸教室アシスタント、2012年独立 現在は神奈川にて制作

◆ 主な展覧会
2019 空間 (画空間 東京)
2016 BREATHE Galerie Chandan(マレーシア)
2012 個展(ギャラリー数寄/江南)
2010 奇想の女子陶芸(阪急うめだ本店・大阪)
2009 「現代工芸への視点-装飾の力」<東京国立近代美術館工芸館/東京>

● 佐合道子
1984年三重生まれ。自然物の中から形を抽出し、それらを再構成することで装飾的要素を形成する。「自然の中から学ぶ」という哲学のもとあえて釉薬を施さず、自然をモチーフとした繊細な造形に土そのものの素朴な風合いが際立つ。

◆ 略歴
2014年 金沢美術工芸大学美術工芸研究科博士後期課程満期退学、学位取得(芸術)  現在は金沢市内にて制作

◆ 主な展覧会
2019個展「佐合道子展」<Gallery 02/石川>
2017「進化する時期―1980年代から現在まで―」<茨城県陶芸美術館/茨木>
2016「焼き締め—土の変容」<海外巡回展(〜2017/1/22)>
2010 「2010アジア現代陶芸‐新世代の交換展」<Hongik museum of art/韓国>
2009「現代工芸への視点-装飾の力」<東京国立近代美術館工芸館/東京>

● 杉谷一考
1985年滋賀生まれ。自身の記憶や日々感じる感情や想い等、精神の深部を陶で表現する。なるべく道具を使わずに自分の手だけを用いダイレクトに素材に触れ、シンプルで親しみやすいフォルムと物語性を感じさせる造形が特徴。

◆ 略歴
2011 広島市立大学芸術学研究科博士前期課程彫刻専攻 修了

◆ 主な展覧会
2018 京都府新鋭選抜展2018(京都文化博物館)
2017 りったい×リッタイ展(ギャラリーUG・東京)
2014 個展「ここではないどこか」(ギャラリー知・京都)
2013 日韓現代アート交流展( ヘイズギャラリー・福岡)
2012 現代美術プログラム 宇山 DNA( 広島)

● 高木基栄
1984年愛知生まれ。ガラスの表面を磨りガラス状にし、色を刷り込むことによって一風変わった色合いや表情を出現させる。代表作のひとつ「精神分析」シリーズは吹きガラスで作られた複数のパーツを組み上げ、有機的につながる集合体を形成する。

◆ 略歴
2013 金沢卯辰山工芸工房 修了
現在は石川にて制作 

◆ 主な展覧会
2018 「北陸のガラス作家たち -多様化するガラス造形-」  (富山 富山市ガラス美術館)
2014 美の予感2014 (東京 名古屋 大阪 京都 高島屋)
2013 20億光年の孤独 (金沢 アートグミ)
2012 個展 「高木基栄 ガラス展」(金沢 クラフト広坂)
2011 石川の現代工芸展 (金沢 金沢21世紀美術館) 大賞

● 松宮硝子
1981年東京生まれ。風化しにくく長く存在し続ける反面脆く儚い特性を持つガラスに無生物でありながら息吹を感じ、その想像上の生命体を”Duquheapuer”と名付け制作する。透明度の高いガラスが微生物の培養のように繊細に展開する。

◆ 略歴
2007 東京造形大学大学院修了
現在は東京にて制作

◆ 主な展覧会
2018「ダブルリフレクション-世界を見つめ直す瞬間」<富山市ガラス美術館/富山>
2015 個展“Duquheapuer” Van Cleef & Arpels 銀座店ショーウィンドウ内
2014 個展"Circulation of Duquheapuer" H.P.FRANCE 東京
2009 個展“Duquheapuer ecology” 水戸芸術館現代美術ギャラリー第九室
2006 "Study room of Duquheapuer", BankART studio NYK, 横浜

● 百瀬玲亜
1987年長野生まれ。漆の塗膜の艶のある質感を最大限に呼び起こす形態を探求する。塗りと研ぎを繰り返す中で手のひらと一体の感覚になり生み出される作品は、生き物のように有機的なフォルムと表面の深い艶をもたらしている。

◆ 略歴
2013 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科修士前期課程修了
2016 金沢卯辰山工芸工房修了 現在は金沢にて制作 

◆ 主な展覧会
2016 若き気鋭の工芸家たち  社団法人日本アート評価保存協会(中央区銀座)
2016 金沢の現代工芸最前線  金沢市立安江金箔工芸館
2014 agnès loves japon  新宿伊勢丹/アニエスベー青山店
2013 漆芸の未来を拓く―生新の時2013―  石川県輪島漆芸美術館
2012 会津・漆の芸術祭~地の記憶・未来へ~  三十八間蔵(喜多方市)

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