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小野耕石が銀座蔦屋書店で「網膜を捧げよ」展に参加

小野耕石が銀座蔦屋書店で「網膜を捧げよ」展に参加

2018/08/29

小野耕石が銀座 蔦屋書店での3人展「目を捧げよ」で作品を展示している。
この展覧会は書店という文字情報の圧縮された環境の中で、網膜を刺激する新たなアートを若手作家から展開する試みだ。
小野の作品は、100回近くスクリーンプリントで刷られた平面作品と、この作業で得られるインク列柱をセミの抜け殻などに移植した小立体作品からなっており、その鮮やかな色彩と小宇宙的な世界観が通りすがりの人々を惹きつける。

小野耕石は版画の技法を学び、これまで平面・立体、インスタレーションなど様々な作品を手がけてきた。2015年には平面作家の登竜門であるVOCA展にて大賞を受賞。また、現在横浜美術館で開催中の「モネ それからの100年」展にも出展している。同じ風景を繰り返し描くことによって色彩の揺らぎを追求したモネと、期せずして得られるインクの不定形なモワレのような小野の表面は、どこか響きあうものがある。一旦分割された色彩が、見る人の網膜レベルで再構成されるところに魅力があるのかもしれない。

小野鉱石については こちら

目を捧げよ
会期:8月28日~9月26日(水)10:00-22:30
会場:銀座蔦屋書店6階 アートウォールギャラリー(スターバックス前展示スペース) 

モネ それからの100年
会期:2018年7月14日(土)~ 9月24日(月・休)
会場:横浜美術館

写真:小野耕石 徒花  2011、30x35x35mm、油性インク、樹脂、蝉 アクリルガッシュ

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