アーティストArtists
田中 信太郎Shintaro Tanaka1940 - 2019
田中 信太郎Shintaro Tanaka1940 - 2019
1972年ヴェネチアビエンナーレ日本代表。60年代のアンデパンダン展、ネオ・ダダ・オルガナイザーズでの活躍など、戦後の前衛美術の旗手のひとりに数えられる。緊張感を孕んだミニマルな絵画、彫刻作品群など、現在も独自な表現を貫き、倉俣史郎を筆頭にデザイナーや建築界にも強い影響を与えている。80 年より病気療養のた めしばらく制作から離れるが、回復後《風景は垂直にやってくる》(ʼ85)を発表。 ブリヂストン本社ロビー彫刻《そのとき音楽が聴こえはじめた》(ʼ 86)など のコミッションワークを多数手がける。2001年「饒舌と沈黙のカノン」(国立 国際美術館)開催。日立市のアトリエで精力的に制作を続けた。
- 略歴
- 1940 東京に生まれる。
1958 茨城県立日立第一高校卒業
卒業後上京し「フォルム洋画研究所」に在籍
1976-77 文化庁芸術家在外研修員 ニューヨーク、パリに滞在
2019 8月23日、胃がんのため死去。79歳没
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- 主な個展
- 1965 「トランプシリーズ」椿近代画廊(東京)
1968 「点、線、面」東京画廊(東京)
1980 「田中信太郎」村松画廊、東京画廊(東京)
1993 「DELTA」ギャルリー・ところ(東京)
1999 「田中信太郎」ギャラリーαM (東京)
2001 「饒舌と沈黙のカノン」国立国際美術館(大阪)
2014 「かたちの発語展」BankART1929 (神奈川)
2020 「風景は垂直にやってくる」市原湖畔美術館(千葉) - もっと見る
- 主なグループ展
- 1960,61,62,63読売アンデパンダン展」<読売新聞主催>
1960・62 ネオ・ダダ・オルガナイザーズに参加
1963 「SWEET展」(東京)
1966 「現代美術の動向」京都国立近代美術館(京都)
1967 第2回「日本現代彫刻展」宇部市野外彫刻美術館(山口)
1969 第6回「パリ・ビエンナーレ」パリ市立美術館(フランス)(高松次郎、関根伸夫、成田克彦の「ボソット」が団体賞を受賞
1970 第10回「日本国際美術展 人間と物質」(東京、京都、愛知、福岡)
1971 第11回「サンパウロ・ビエンナーレ」(ブラジル)
1972 第36回「ヴェニス・ビエンナーレ」(イタリア)
1974 「近代日本美術展"日本-伝統と現代"」デュッセルドルフ市立美術館(ドイツ)
1975 第13回「アントワープ野外彫刻ビエンナーレ」ミドルハイム美術館(ベルギー)
1981 「1960年代- 現代美術の転換期」東京及び京都国立近代美術館(東京、京都)
1988 「"田中信太郎・中原浩大"展」ヒルサイドギャラリー(東京)
「オリンピアド・オブ・アート」オリンピック彫刻公園(ソウル)
1990 「ミニマル・アート」国立国際美術館(大阪)
1997 「日本の夏 1960~1964」水戸芸術館(茨城)
2000,2003 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」 (新潟)
2001 札幌ドーム・アートグローブ・モニュメント制作
2014 「ネオ・ダダ新作展2013-2014」ギャラリー58(東京)
2016 「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」(茨城)
2021 「STEPS AHEAD: Recent Acquisitions 新収蔵作品展示」アーティゾン美術館(東京)
2022 「大地の芸術祭 越後妻有2022」(新潟) - もっと見る
- コレクション/パブリックアート
- 東京国立近代美術館、大阪国立国際美術館、長崎県美術館、茨城県近代美術館、セゾン現代美術館、アーティゾン美術館、神戸市、旭川市、長野市 他多数
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