プロジェクトProject
レアンドロ・エルリッヒ 作品解説:The cloud(Japan)
ギャラリー
現在森美術館で開催中のレアンドロ・エルリッヒ個展「見ることのリアル」で発表された新作についてご紹介します。
レアンドロ・エルリッヒは、建築を学んだ後にアートの世界へと活動
領域を広げ、現在もっとも注目されるアーティストのひとりです。
知覚や認知といった問題を扱いながらも科学的実験の厳密さではなく、ユーモアとウィットに富んだねじれた空間、だまし絵のような手法によるエルリッヒの作品は、
作品を体験する人同士の関係を解きほぐし、人々が共有できる場を生み出します。
金沢21世紀美術館の常設作品、スイミングプールに始まり、越後妻有里山現代美術館の「トンネル」、世界各地で実現している参加型の「ル・バチモン」など日本国内でよく知られた作品を見るだけでもその多様なアイディアに驚かされます。
薄暗い展示室内にふわっと浮かぶ日本の形をした白い雲は、2014年にアートフロントギャラリーで発表した「雲」シリーズの最新作です。
今回、森美術館では非常に大型の雲が4体展示室に並んでいます。
今回、森美術館では非常に大型の雲が4体展示室に並んでいます。