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山本晶 作品紹介:Dawning in Spring

山本晶 作品紹介:Dawning in Spring

2018/04/13

開催中の山本晶展では、様々なサイズの平面作品を20点ほど展示し、さらに事務所スペースにて10点ご覧いただくことができます。その中から、注目の1点をご紹介します。

ギャラリー奥の壁面にかけられた《Dawning in Spring》は、まさに春そのものを描いた新作です。木立、水面、遠くにみえるプレイグランドという風景を切り取った作品で、これまで見てかいてきたドローイングをもとに、色と形で「置き換える」作業をしています。置き換えることでみえていなかった曖昧な部分がより鮮明になってくるのでしょう。筆の痕跡を残すというよりは、切り絵にも似た効果をあげています。
「写真のようにすべてを切り取るのではなく、視ることによって欠落してしまったものはそのまま手放してしまおう」と語る山本さん。そこにこそ、アーティスト自身の見方が現れ、「たまたま使っていたものが油絵具だった」というストーリーが通常の絵画制作のプロセスとは違った魅力を放っています。

作品画像:「Dawning in Spring」 2018、1940 x 2600mm、キャンバスに油彩

会期中、山本さんとセゾン現代美術館代表理事の堤たか雄さんをお迎えしてトークセッションを企画しています。
昨今のアートシーンの中で山本さんの仕事がどのように位置づけられるのか、美術館を運営しながら内外を飛び回っておられる堤氏に語っていただきます。

【トークセッション  山本晶・堤たか雄(セゾン現代美術館代表理事)】
■日時:2018年4月19日(木)19:30-
■無料
■懇親会:20:30- @ビストロ・パッション(会費3,000円)
■会場:アートフロントギャラリー
■ご予約:tsuboi@artfront.co.jp 宛に
①お名前 ②懇親会へのご参加の有無 をお知らせください。

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