プロジェクトProject
Gallery's Picks for the Month(瀬戸内国際芸術祭2025_Vol.1)
瀬戸内国際芸術祭
今回のGallery's Picksでは、今年、瀬戸内国際芸術祭2025に参加するアーテイストの中から、3名の作品を紹介します。これまでの作品をお楽しみいただくと共に、今後の活躍にご期待ください!
原田郁 / Iku Harada
瀬戸内国際芸術祭2025(予定)
参加エリア:女木島中心部
参加会期:春・夏・秋
原田は80年代、家庭用PCが生まれた時代に誕生。原田の幼少期にはwindows 95の参入により本格的にPCが家庭に入り始め、原田が大学で学んでいた2000年代にはWindows2000, Apple社のiMACなど本格的に実生活と結びつき始めた。原田の作品は、その時代の流れと呼応するように仮想世界と現実世界を往来しながら制作されている。
コンピュータ内に架空の世界を立ち上げ、その世界の中に入った自分が目にする擬似体験による風景を、主に絵画作品として描く。近年はより空間的な表現も加えられ、立体作品の発表も多数行っている。これまで多くの個展を開催し、海外アートフェアなどにも多数参加している。

参考作品:インスタレーション《WHITE WALL》2024、 旧里見小学校、千葉

参考作品:原田郁 [ASK]
左《WINDOW 2023 #001》、2023、1303x 1930mm
右《GARDEN-PIECE-ROPPONGI》2022、875x1275mm
前《GARDEN-WHITECUBE sculpture #001》2019、1200x530x610mm

原田郁 [ASK]
上《ARDEN - WHITECUBE 2021 #006》2021、800x800mm
下《GARDEN-WHITECUBE sculpture Red/Green》2019、690x830x600mm
金氏徹平 / Teppei KANEUJI
瀬戸内国際芸術祭2025(予定)
参加エリア:日之出公園、Power Base、みやま公園
参加会期:春・夏・秋
金氏徹平は、1978 年京都生まれ。2001 年に京都市立芸術大学在学中、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートへ交換留学。2003 年に京都市立芸術大学大学院彫刻専攻を修了。金氏は、日常の玩具、雑貨、文具などを素材とし、それらを既存の用途や意味から解放し、コラージュの手法を用いて多様な作品を発表。

金氏徹平 個展「S.F.(Smoke and Fog)」2021、展示風景
右《Model of Something #7》2013、900x900x900mm [ASK]
中央《tower(MARBLE BOX)》2021、sold
左《tower(ALUMINIUM CONTAINER)》2021、sold


金氏徹平《Games, Dance & the Constructions (Acrylic) #1》2013、355x955x760mm [ASK]

金氏徹平 [ASK]
《Games, Dance and the Constructions (Soft toys) #5》2014、610x710x40mm
これまで、様々な素材や技法で発表されてきた「Games, Dance & the Constructions」シリーズは、描かれたモチーフの直接的な意味を重視するのではなく、形として構成していくことによってバラバラの物が一つの塊になっていく、スケールの違うものが一つの塊になる、ということを目指して制作されています。
「漫画のイメージ=形のないもの」に物質感を与えて、そこから作品を創作しています。そのことによって素材も、クッションやアクリル板、ベニヤ板、プリントなど様々なものが使用されます。
山本晶 / Aki Yamamoto
瀬戸内国際芸術祭2025(予定)
参加エリア:旧瀬居中学校
参加会期:春
山本晶は1969年生まれ。自身が見た風景をもとに、形や影などを色面で作品を構成する。はじめの頃は抽象表現主義のような勢いのある筆致を特徴とした絵画作品を発表していたが、文化庁在外研修員として渡米した2005年あたりから作風に転機が訪れ、窓や建造物の構造といった都市的・幾何学的な部分を切り取って頭の中で構成するスタイルが中心となっていった。近年はこれに加えて映画のパノラマを見るように一画面に多視点を同時に創出するなどの試みも行っている。様々な色のスキームが楽しめる作家でもあり、ここ数年は「木曽ペインティングス 」など地域での空間的な作品発表にも精力的に取り組んでいる。

山本晶 個展「Playing with Maps」展示風景、2021

山本晶[ASK]
《ルート》2021、805 x805mm

山本晶[ASK]
《飛び地(Excalve)》2021、1620x1303mm
瀬戸内国際芸術祭2025
春会期:4月18日〜5月25日
夏会期:8月1日〜8月31日
秋会期:10月3日〜11月9日
会場:直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、高松港、宇野港、瀬戸大橋、志度・津田、引田、本島、高見島、粟島、伊吹島、宇多津
住所:香川県香川県高松市サンポート1-1-3F(高松港)
電話:087-813-2244(瀬戸内国際芸術祭総合案内所)
開館時間:会場によって異なる
休館日:会場によって異なる
観覧料:
3シーズンパスポート 一般 5500円 / 16〜18歳 2500円(要身分証) / 15歳以下 無料
1シーズン(春・夏・秋)パスポート 一般 4500円
ウェブサイト
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