プロジェクトProject
奥能登国際芸術祭2017 角文平 作品紹介
ギャラリー
9月初旬から始まった奥能登国際芸術祭2017。
今回はギャラリーの関係作家でもある角文平のインスタレーション作品「Silhouette Factory」をご紹介します。
使われていない暗い倉庫のシャッターを開けるとそこには映画のスクリーンに映し出されたような海があった。それは波の時間のとまったような静かな内灘の海であった。時折、倉庫の暗闇に風が吹き込んでくる。時間が止まったようなこの空気感、それと共に時折流れ出す時間を作品として表現したいと考えた。
珠洲市内を取材し、この地を象徴する形の金属プレートを作成。天井からつられた影絵は海の風景に浮かびながらゆっくりと動き続ける。明暗のコントラストを生かし、ゆっくりと流れる時間を感じさせる映像をみているような作品です。