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[角文平] 韓国・堤川の国際展「Waterways, Wandering Voyagers」に参加
2025/06/15
―《Space House》シリーズの映像作品を韓国初公開―
2025年6月9日(月)から7月23日(水)まで、韓国・堤川(ジェチョン)にある Yeobyeoncho Salon にて開催中の国際グループ展「Waterways, Wandering Voyagers」に、角文平が参加しています。本展は、Urban Art Labの主催により、韓国文化体育観光部、韓国芸術経営支援センター、堤川市の後援のもとで開催されています。同展には、Vincent Morisset (カナダ)や、Dongwook Lee (韓国)をはじめとする国内外の有望なアーティストが参加する注目の国際展となっています。
展覧会は、堤川という土地の歴史的背景に着目し、「移動と境界」「場所とアイデンティティ」「記憶」というテーマを軸に、過去と現在、そして仮想と現実を横断する“旅”の意味を再構築するものです。
角文平は、本展にて自身の代表作《Space House》シリーズの映像作品《Space House Video》を韓国で初公開しました。このシリーズは、角自身が田舎で育った経験と、都市における狭く垂直に積層された住環境との強い対比から着想されたもので、人間にとっての「住むこと」の本質を根源的に問い直すものです。
《Space House》は、未来の住居がついには宇宙にまで達するという空想科学的な設定のもと、一戸建ての家が平地、崖、空を越え、最終的に宇宙にまで展開されるという物語性を持って制作されました。今回展示された映像作品《Space House Video》では、その空想上の住居に人々が実際に住んでいるという想定のもと、住人へのインタビューが展開されます。そこに映し出されるのは、都市から新たな土地へ移り住んだ「普通の人々」の姿であり、その様子は、コロナ禍に見られた地方移住のムーブメントとも重なります。いかなる理由であれ、新たな住環境へと順応していく人間の柔軟さと適応力が、静かに、しかし力強く描き出されている作品です。
■展覧会情報
Waterways, Wandering Voyagers
会期:2025年6月9日(月)– 7月23日(水)
会場:Yeobyeoncho Salon(14-1, Uibyeong-daero 12-gil, Jecheon-si, Chungcheongbuk-do, Korea)
主催・企画:Urban Art Lab(ソウル)
後援:文化体育観光部、Korea Arts Management Service、ジェチョン市
協力:Jecheon Culture Foundation
キュレーション:Seungah Lee(チーフ)、Won Sim(アソシエイト)、Yiseul Park(アシスタント)、Nayoon Kim(コーディネーター)
参加作家:Kong Hyun-Jin、Kira Kim、Park Kyung Jin、Mira Park、Sungyeon Park、Sookhyeon An、Jaewook Yang、Oh Jeisung、Lee Dongwook、Lee Young Baek、Buhm Hong、HUANG HAOBIN、Vincent Morisset、角文平
展示風景:
《Space House #01》2013 / 木、鉄
左から
《Space House #09》 2022 / 木、鉄
《Space House #02》 2013 / 木、鉄
《Space House #07》 2022 / 木、鉄
《Space House Video》2022 / 映像(映像協力:三行英登)
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