プロジェクトProject
アジア最大のアートフェア、ART SGに角文平・原田郁が参加
ギャラリー
久しく待たれていたART SGがコロナ禍を経てようやく2023年1月にシンガポールのアートフェアとして開幕することになった。
アートフロントギャラリーは2013年からArt Stage Singaporeに参加してアジアの顧客にギャラリーの作家を紹介してきた。またART SGのディレクターであるMagnus Renfrew とはTaipei Dangdai 以来、フェアやオンラインイベント等を通じて関係性を構築し、ART SGに新たな一石を投じようとしている。来年1月から開催されるART SGには150を超えるギャラリーが出展、アジア太平洋地域では過去10年で最大のアートフェアとなる。シンガポールを代表するアイコニックな場、マリーナ・ベイ・サンズとコンベンションセンターで開催され、周辺各国からのコレクターを含め、2023年の幕開けにふさわしいイベントとなるだろう。
(作品のお問い合わせはcontact@artfrontgallery.com もしくは03-3476-4868(担当:庄司・洪まで)
今回の出品アーティストは原田郁と角文平。いずれもシンガポールで実績をあげてきた作家だ。
原田 郁 Iku Harada
原田郁は、コンピューター上に3Dの仮想空間を作り、現実世界と入れ子になった作品を展開している。自身のスタイルをつくりあげるきっかけとしては、日常におけるありとあらゆるものが、歴史の中で描きつくされていると思った原田はこれまで誰も描いてこなかったもの、今後も続いていくもの、自ら発展させることができる物という3つの要素を満たすものを考えた。その結果原田が”インナーワールド”と呼ぶコンピューターグラフィックスによる自分だけの世界を作り出すことを考えた。その作風は初期にはその3D化されつつも単純な形態を持つその世界観をキャンバスに描き、仮想空間を現実的にフィジカル化させるだけであったが、作家はこの20年で実に多くの試みを重ねて世界にも類をみないかたちの絵画モチーフに発展。さらに、仮想現実空間を実体化させるだけでなく、現実世界の空間的モチーフを仮想空間に反映させることで鑑賞者を双方の世界に行ったり来たりさせる作品へと発展した。おそらく彼女は、PCのイメージをモチーフにした作家の中で唯一性を持つパイオニア的存在であり、昨今の日本の主力であるデジタル系アーティストからも一目を置かれている。
角 文平 Bunpei Kado
角は2013年のArt Stage Singapore に参加して以来、様々な海外フェアにて実績を重ねてシンガポールに戻ってくる。長年テーマのひとつとしている都市の中の自然、人工的な自然をここまで問い直すことになるだろう。というのもシンガポールはそもそも都市部が中心で、政府主導で植物園が計画されたことでもわかる通り、自然をどう残すか、開発とどう折り合いをつけていくかは長年の課題であった。
原田 郁 Iku Harada
原田郁は、コンピューター上に3Dの仮想空間を作り、現実世界と入れ子になった作品を展開している。自身のスタイルをつくりあげるきっかけとしては、日常におけるありとあらゆるものが、歴史の中で描きつくされていると思った原田はこれまで誰も描いてこなかったもの、今後も続いていくもの、自ら発展させることができる物という3つの要素を満たすものを考えた。その結果原田が”インナーワールド”と呼ぶコンピューターグラフィックスによる自分だけの世界を作り出すことを考えた。その作風は初期にはその3D化されつつも単純な形態を持つその世界観をキャンバスに描き、仮想空間を現実的にフィジカル化させるだけであったが、作家はこの20年で実に多くの試みを重ねて世界にも類をみないかたちの絵画モチーフに発展。さらに、仮想現実空間を実体化させるだけでなく、現実世界の空間的モチーフを仮想空間に反映させることで鑑賞者を双方の世界に行ったり来たりさせる作品へと発展した。おそらく彼女は、PCのイメージをモチーフにした作家の中で唯一性を持つパイオニア的存在であり、昨今の日本の主力であるデジタル系アーティストからも一目を置かれている。
角 文平 Bunpei Kado
角は2013年のArt Stage Singapore に参加して以来、様々な海外フェアにて実績を重ねてシンガポールに戻ってくる。長年テーマのひとつとしている都市の中の自然、人工的な自然をここまで問い直すことになるだろう。というのもシンガポールはそもそも都市部が中心で、政府主導で植物園が計画されたことでもわかる通り、自然をどう残すか、開発とどう折り合いをつけていくかは長年の課題であった。