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冨安由真 @ KAAT神奈川芸術劇場,神奈川

2023/05/24

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冨安由真 @ KAAT神奈川芸術劇場,神奈川

6月3日(土)~6月11日(日)まで、冨安由真が舞台美術として参加する公演OrganWorks2023『漂幻する駝鳥』がKAAT神奈川芸術劇場 中スタジオにて開催されます。(冨安については こちら) 【冨安由真コメント】 私自身舞台美術というものに関わらせていただくのは今回が初めてですが、私の作品をふんだんに使用しながら、どうダンスに落とし込んだら面白いかを探って動きを作ってくださっており、私にとっても、鑑賞者の方にとっても、初めてでエキサイティングな体験になると思います。席配置が特殊な形状なこともあり、視座が移り変りながら構成される舞台は、私自身のインスタレーションのみでは表現しきれなかった新たな美術的な視点を生み出せていると感じています。 終演後、ダンサーさん達の踊っていた場所(アクティングエリア)に立ち入って、使用された私の作品を実際に鑑賞できる時間もあります。私自身の今後の展開の中でも、非常に重要な契機になると感じております。是非ご覧いただければ幸いです。 ■OrganWorks2023『漂幻する駝鳥』 作・演出・振付:平原慎太郎 舞台美術:冨安由真 会場:KAAT 神奈川芸術劇場 中小スタジオ 日程:2023年6月3日(土)〜11日(日) 料金:全席自由・ブロック指定(税込)一般:5,000円~/U-24:3,000円~ /高校生以下:1,000円※当日券は各500円増 https://www.kaat.jp/d/hyogen_suru_dacho 本公演は平原慎太郎主宰、ダンスカンパニーOrganWorksの関東圏では 2 年振りの新作公演です。 今回は美術家・冨安由真を迎え、「渇き」をテーマにした作品を KAAT 神奈川芸術劇場にて上演します。ゲスト出演者に俳優の小川ゲン、ダンサーとして人徳真央、林田海里、タマラ、吉田渚を迎え、OrganWorksから青柳潤、池上たっくん、大西彩瑛、柴一平、村井玲美、渡辺はるか、平原慎太郎が参加し、ハイレベルなダンスとテキストが入り混じりながら、作品のテーマ「乾き」を身体で語る作品を創り上げます。音楽は北海道在住の景井雅之が制作し、福田基との生演奏を披露。衣装は冨安、平原の案を柿野彩がデザイン・制作します。あらゆるジャンルを織り交ぜ、観客に新しい舞台体験を促すことを目指す作品です。

青山夢 @ 新宿高島屋、東京

2023/05/22

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青山夢 @ 新宿高島屋、東京

青山夢が6月5日(月)まで、新宿高島屋10階の美術画廊にて個展を開催中です。(青山についてはこちら) ■青山夢 展 -獣を縫う- 2023年5月24日(水)→6月5日(月) 新宿 高島屋(東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番2号) 10階美術画廊 ※最終日は午後4時閉場。 青山氏は、1997年茨城県に生まれ、東北芸術工科大学大学院芸術文化専攻絵画研究領域 修了。 在学中より、3331 ARTFAIR TOHOKUCALLING(アーツ千代田3331)に参加。 同年、初個展“不条理を凝視せよ”(コート・ギャラリー国立)、第72回二紀展二紀賞一般の部最優秀賞受賞。 大学院修了後の2022年には、「第25回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」入選(川崎市岡本太郎美術館)など、近年その才能を開花させ輝かしい活躍をみせる現在注目の若手作家です。 自然の驚異、その中で生き抜く獣たちの生命力。 その力強さを背景に様々な素材を組み合わせ、縫合、着彩し描かれていく作品の数々は、その豊かな色彩と表現に魂を吹き込み、まさに作品そのものが新たなる獣であることの存在感を示し我々の眼前に拡がります。 高島屋初個展となる今展では、どんなに科学が進歩しようとも、絶対的な自然の力に抗うこともできず混迷する現代世界の只中で、抗うことなく混じり繋がりながら境界を行き交う獣に自由と可能性を感じ、自らでつくる様々な制限や制約・条件下でしか生きるこができなくなってしまった人間の現実を作品によって可視化していきます。 作家自らの体現する自然界と獣の本質的深淵を、この機会にぜひご高覧ください。

川俣正@八戸市美術館、青森

2023/04/29

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川俣正@八戸市美術館、青森

川俣正が、8月28日(月)まで青森県の八戸市美術館で開催中のグループ展「美しいHUG!」に参加しています。(川俣については こちら) 本展は、「美術館での展覧会」と「地域でのアートプロジェクト」が有機的に交わるあり方や、さまざまな立場の人が作品を通じてハグをするように出会う場を生み出したいと考え企画された展覧会です。 今回川俣は、2016年にフランスのポンピドー・メッスで発表した《Under the Water》シリーズのインスタレーションを発表。東日本大震災の津波で押し流された建具や家具を想起させる作品となっています。また、美術館の外には、巨大な鳥の巣のような作品《Nest in 八戸》も設置され、美術館の外でも鑑賞者を楽しませてくれています。 ■美しいHUG! 会期:2023年4月29日(土)−8月28日(月) 会場:八戸市美術館 (青森県八戸市大字番町10-4) 参加アーティスト:川俣正、青木野枝、井川丹、きむらとしろうじんじん、黒川岳、タノタイガ ゲストキュレーター:森司 https://utsukushii-hug.jp/#exhibition

Gallery's Picks for the Month(GW注目のアート!)

2023/04/25

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Gallery's Picks for the Month(GW注目のアート!)

今年の春の大型連休は、各地でたくさんのアーティスト達が展覧会を開催しています。 今回はその中から元田久治、中谷ミチコ、大巻伸嗣、川俣正の展覧会をピックアップ!アーティスト達のコレクションできる作品とあわせてご紹介します。 詳細はこちら (写真:川俣正《Under the Water 八戸》、八戸市美術館「美しいHUG!」展) また、その他の関連作家たちも各地で活躍しております。ご注目ください。 ■大岩オスカール Group exhibition Echoes from New York! 2023.5.3(wed) - 2023.6.12(mon) Lurf MUSEUM(東京都渋谷区猿楽町28-13 Roob1-1F 2F) 絵本出版記念: 大岩オスカール "はじめてアート" 2023年4月29日-6月4日 GALLERY CAPTION(岐阜市明徳町10 杉山ビル1F) リニューアルオープン記念特別展 Before/After 2023年3月18日(土)~6月18日(日) 広島市現代美術館(広島市南区比治山公園1-1) ■蔡國強 リニューアルオープン記念特別展 Before/After 2023年3月18日(土)~6月18日(日) 広島市現代美術館(広島市南区比治山公園1-1) ■東弘一郎 個展「デッカ・ハンマ・タイヤ・プロジェクト」 2023年4月20日(木)~5月14日(日) 古民家いなえ(千葉県香取市佐原イ511) ■栗林隆 逗子海岸映画祭 2023年4月28日(金)~5月7日(日) 逗子海岸(神奈川県逗子市新宿) ■角文平 Art Busan 2023 (Art Fair) ブース:서정아트 SEOJUNG ART 2023年5月5日~7日 釜山展示コンベンションセンター、釜山、韓国 ■金氏徹平 なむはむだはむ展『かいき!はいせつとし』 2023年2月18日(土)~2023年5月7日(日) 太田市美術館・図書館(群馬県太田市東本町16番地30) MOTコレクション被膜虚実/Breathing めぐる呼吸 2023年3月18日(土)ー6月18日(日) 東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)) ■植葉香澄 ポケモン×工芸展-美とわざの大発見- 2023年3月21日(火・祝)~6月11日(日) 独立行政法人 国立美術館 国立工芸館(石川県金沢市出羽町3-2) ■磯辺行久 大地の芸術祭通年プログラム「2023年の越後妻有」特別企画展示 2023年4月29日(土)〜11月5日(日)の土日祝 磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館(新潟県十日町市角間未1528-2(清津峡渓谷トンネルのすぐそば)) ■北城貴子 収蔵作品展 満ちた光と沈む影 2023年4月22日(土)〜 5月28日(日) 喜多方市美術館(福島県喜多方市字押切2丁目2番地) ■川俣正 美しいHUG! 2023年4月29日(土)〜8月28日(月) 八戸市美術館(青森県八戸市大字番町10-4) ■大巻伸嗣 地平線のゆくえ 2023年4月15日(土)−10月9日(月・祝) 弘前れんが倉庫美術館 (青森県弘前市吉野町2-1 ) ■中谷ミチコ 個展耕す人 2023年4月29日(土)~5月14日(日) SEEDBED GALLERY / レストラン カルティベイト(三重県松阪市嬉野下之庄町 1688-5) ■元田久治 The Everyday Interrupted / 日常中止 2023年5月6日(土)~9月3日(日) 毓繡美術館 / YUHSIU MUSEUM (台湾、54245 南投縣草屯鎮平林里健行路150巷26號)

大巻伸嗣  @ 弘前れんが倉庫美術館

2023/04/13

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大巻伸嗣 @ 弘前れんが倉庫美術館

4月15日より、大巻伸嗣が青森県の弘前れんが倉庫美術館にて個展を開催いたします。ぜひ、ご注目ください!(その他の大巻作品についてはこちら) ■個展「大巻伸嗣ー地平線のゆくえ」 会期:2023年4月15日(土)〜 10月9日(月・祝) 会場:弘前れんが倉庫美術館(〒036-8188 青森県弘前市吉野町2−1) 弘前れんが倉庫美術館では、2023年度春夏プログラムとして、東北地方初となる大巻伸嗣の個展を開催します。 大巻は、空間全体をダイナミックに変容させ、観る人を異世界に誘うような幻想的なインスタレーション作品やパブリックアートを数多く手がけています。またアジアやヨーロッパなど世界各地でその土地の風土や記憶を反映させた作品を発表しています。展覧会に先駆けて、大巻は青森県内各地の風物や自然、信仰の形などを取材し、人々の声に耳を傾けるなかで、人や自然、物質世界や精神世界の生と死が円環を成すような死生観というテーマにたどり着きました。 本展では、近年の代表作の一つである「Liminal Air Space-Time」のシリーズをはじめとする新作インスタレーションを中心に紹介します。同シリーズでは、一枚の薄い布が大きく波打つように有機的に動き、人々のなかに眠っている身体感覚を呼び覚まします。私たちが普段感じることができない時間や空間の境界の揺らぎや目に見えない重力について体感することで、世界の存在そのもの、生と死、崩壊と創造などの根源的な問いに静かに向き合う時空間が生まれます。弘前の土地と人々の記憶が堆積し、展示空間へと生まれ変わった美術館に大巻の紡ぐ再生と創造の物語が重なり、新たな風景が広がることでしょう。 (photo: 参考画像《Liminal Air Space-Time SUIKYO》 2018, ©︎Shinji Ohmaki Studio)

植葉香澄	@ コレド室町テラス(東京・日本橋)

2023/03/16

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植葉香澄 @ コレド室町テラス(東京・日本橋)

3月17日(金)より東京・日本橋にて植葉香澄がグループ展に参加します。 ■読売伝統工芸市 気鋭の工芸作家たちが未来へ繋げる日本伝統の技 会期=3月17日(金)–3月31日(金) ※販売は3月17日(金)–19日(日)/21日(火・祝)/24日(金)–26日(日)/31日(金) 会場=コレド室町テラス 大屋根広場 (〒103-0022東京都中央区日本橋室町3-2-1) 伝統工芸の振興と情報発信に取り組む読売新聞社が、伝統工芸技術を活かした注目の若手クリエイターをキュレート。『明日の日本市』と連動し、気鋭の工芸作家たちの作品を展示・販売します。

大岩オスカール「はじめてアート」in 六本木

2023/02/22

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大岩オスカール「はじめてアート」in 六本木

2月23日(木・祝)より、大岩オスカールが六本木ヒルズA/Dギャラリーにて、個展「はじめてアート」を開催します。 本展は大岩オスカールの絵本『はじめてアート』の刊行を記念して開催。今回刊行したこの絵本は、1995年に大岩がアーティストとして本格的に活動を始めた頃に創作した絵本『はじめてアート』を新たな絵とともに再出版したものです。 本展では、絵本の原画と「Shadow Cat×Light Rabbit」シリーズの新作版画が展示されます。 ぜひご注目ください。 <作家コメント> 僕は子供の頃からよく絵を描いたり、物をつくったりしてきました。 学校で美術部に入ったことはありませんし、美大に行ったこともありませんが、創作することに喜びを感じ、技法を学びながら誰の指示も受けずに絵を描き続けてきました。 人間の想像が形になっていくことはとても素晴らしいことだと思っています。 この絵本の前半は僕が20代でプロのアーティストとして活動を始めた頃に、この基本的な喜びを分かりやすく伝えることを考えて制作し、1995年に出版されています。 絵本の制作に30年近くもかかったと言うと少しおおげさに聞こえますが、あれからちょうど一世代たち、あの頃に子供だった人達は今では同じような年の子供を持つようになったでしょう。 ワインが時間をかけて美味しくなるように、新たな世代に向けてもう少しグレードアップした同じコンセプトの絵本をつくりたくなりました。 これから30年ぐらい経ってから、また新たにページを追加してこの絵本を再出版するのも面白いかもしれません。 ― 大岩オスカール ■大岩オスカール「はじめてアート」 会期:2023.2.23(木)~ 3.21(火) 開廊時間:12:00~20:00 会場:六本木ヒルズA/Dギャラリー(六本木ヒルズ ウェストウォーク3階)

副島しのぶ、作品を語る

2023/02/20

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副島しのぶ、作品を語る

現在開催中の《ディストピア:記憶の変遷》展に参加している副島しのぶは、物質と霊魂の関係をテーマに立体アニメーションの映像を制作する注目の作家です。ロンドン大学Slade School of Fine ArtsでSculptureを専科したのち、2018年に東京藝術大学先端芸術表現科を卒業、現在、同校の大学院映像研究科の博士後期課程に在籍しています。マレーシアで10代を過ごした副島は、アジアの民間伝承や民族文化、各文化圏特有の触覚的性質をリサーチし、非生命体に宿る生命感の発生について検討し表現することを試みています。

金氏徹平@太田市美術館・図書館、群馬

2023/02/18

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金氏徹平@太田市美術館・図書館、群馬

2月18日(土)より金氏徹平が、群馬県の太田市美術館・図書館にて企画展「なむはむだはむ展『かいき!はいせつとし』」に参加しています。 「子供たちのアイデアを大人たち(プロのアーティスト)がなんとか作品にする」というコンセプトで2017年に始まったプロジェクト『なむはむだはむ』。作家・演出家・俳優の岩井秀人、俳優・ダンサーの森山未來、シンガーソングライターの前野健太の3名による本プロジェクトは、子どもたちと共にワークショップを実施し、そこで生まれたアイデア(物語)を見つめ、解釈し、身体表現、音楽表現を伴う舞台作品や映像作品等として様々な形でアウトプットしてきました。今回は、そこに美術家・彫刻家の金氏徹平も加わり、初めて展覧会としてクリエーションを展開させます。 効率的で、秩序に制御された忙しないこの社会で、子どもたちが想像する世界。物語として彼ら彼女らが映し出すこの世界の一断片を、アーティストが多方面から手探りでアプローチし、核は残したままこねくりまわしてかたちにします。人々、言葉、イメージが絡まり合う当館と、『なむはむだはむ』の実践が衝突することでしょう。子どもと大人の表現が真正面からぶつかり合う本展を、どうぞご体験ください。 ■なむはむだはむ展『かいき!はいせつとし』 会場:太田市美術館・図書館(〒373-0026 群馬県太田市東本町16番地30) 会期: 2023年2月18日(土)~5月7日(日) (写真:なむはむだはむ展『かいき!はいせつとし』太田市美術館・図書館展示風景、金氏徹平)

川俣正 @ 目黒区美術館、東京

2023/02/18

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川俣正 @ 目黒区美術館、東京

2月18日(土)より 川俣正の作品が目黒区美術館で開催中の「コレクション解体新書Ⅱ1970年代以降の作品を中心に」展に出品されています。 今回出品されているのは、1992年に制作された《プロジェクト「ピープルズ・ガーデン」―ドクメンタIX、カッセル1992》より「マケット」(目黒区美術館蔵)です。代官山のアートフロントギャラリーで開催中の企画展出品作品《tsunami no.16》(2016) とあわせて、ご鑑賞ください。 ■コレクション解体新書Ⅱ 1970年代以降の作品を中心に 会期:2023年2月18日(土)~2023年3月26日(日) 会場:目黒区美術館(〒153-0063 東京都目黒区目黒2-4-36)

【作品解説】ムニール・ファトゥミ:映像からインスタレーションまで

2023/02/15

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【作品解説】ムニール・ファトゥミ:映像からインスタレーションまで

モロッコ/フランスで活躍するアーティスト、ムニール・ファトゥミがアートフロントギャラリーに帰ってきた--。 開催中の《ディストピア:記憶の変遷》展に映像作品とインスタレーションを発表しているムニール・ファトゥミ。「この世界における自分たちの使命が何であるかを知ることができずにいること」に危機感を抱きながら、精力的にヨーロッパで活動する作家の作品について、解説を掲載しています。ぜひご覧ください。

大岩オスカール:台湾ランタンフェスティバル in 台北

2023/02/05

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大岩オスカール:台湾ランタンフェスティバル in 台北

大岩オスカール が台湾で開催されている「台湾ランタンフェスティバル in 台北」に出品しています。 ■2023年台湾ランタンフェスティバル 開催日: 2023年2月5日(日)~2月19日(日) 開催時間: 月~木14:00~22:00 金~日10:00~22:00 ランタン点灯時間:17:00~22:00 場所:台北市 メイン会場:国父紀念館 その他会場:松山文創園区、東区、信義区 出品作品: 《Light Rabbit (night and day view)》 2023, ミクストメディア, 6 (height) x 10 (length) x 7 (width) meter 、光展示エリア(光展区)国父紀念館駅 Exit 1

竹中美幸 in 岐阜

2023/02/04

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竹中美幸 in 岐阜

2月4日より、 竹中美幸が出身地である岐阜県にて個展をスタートさせました。 ■竹中美幸展物語はつづく Never Ending Journey 会期:2023年2月4日(土)〜2023年3月21日(火・祝) 会場:大垣市スイトピアセンター アートギャラリー(岐阜県大垣市室本町5-51) スイトピアセンター開設30周年を記念して、大垣市出身の美術家 竹中美幸の展覧会を開催します。透明な素材を用いる表現手法にこだわってきた竹中は、初期には透明水彩を中心に、続いてアクリル樹脂や、映画用フィルムを素材としてきました。そして、平面に限らず、立体的な造形や、インスタレーションへと作風を広げています。そこには一貫して、透明な対象への憧憬にも似た作家の探究心が感じられます。 また、2013年頃より展開する映画用フィルムを用いた作品では、初期は、光そのものを写し取っていましたが、のちに、光以外の具体的な形を写すようになっていきます。あえかな光を放つ透明なフィルムに映し出された影は、遠い記憶のように曖昧に、そして、やわらかに形を成しています。姿を留める対象は、長年使われた電灯や椅子など。失われゆくものたちの記憶と、それらの過ごしてきた時間を留めるかのようにフィルムに写し取られた形は、多くを語らず、ただ見る者に物語を委ねます。透明であることを超えて、そこには、記憶と記録を巡る物語が紡がれていきます。 新作・近作で構成される本展では、奥の細道むすびの地である大垣にちなみ、俳聖松尾芭蕉の旅をテーマにした作品や、スイトピアセンターの記憶を辿り、今では貴重となった開設当時の70mmフィルムを作品として生まれ変わらせます。それは、記憶を巡る旅路の物語とも言えます。 やわらかな光の先には、その瞬間の美が宿り、私たちの記憶に語りかけてきます。そこにはきっと、あなただけの新たな物語が生まれゆくでしょう。 そして、物語はつづく。  

鈴木ヒラク、栗山斉 @阪急メンズ大阪

2023/02/04

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鈴木ヒラク、栗山斉 @阪急メンズ大阪

鈴木ヒラクと栗山斉が、2月13日まで阪急メンズ大阪のコンテンポラリーアートギャラリーにて作品展を開催しております。ぜひご注目ください。 ■The Universe / Hiraku Suzuki, Hitoshi Kuriyama 会期:2月1日(水)〜2月13日(月) 会場:阪急メンズ大阪(〒530-0017 大阪府大阪市北区角田町7−10) 3F コンテンポラリーアートギャラリー 種がもつ発芽のエネルギーを真空に封じ込めるなど、「無」と「存在」について探求する栗山斉。闇に光を放つようなスプレーの飛沫に始まり、点と点を結んで星座を思わせるドローイングを展開する鈴木ヒラク。ふたりの初めての共演で「新たな宇宙」が紡ぎ出されます。 photo: (上)栗山 斉「真空の種」 ボロシリケイトガラス、鉛ガラス、 1×10⁻⁵ Paの真空、ステンレス、アクリル、LED / h1320 x w300 x d300mm (下)鈴木 ヒラク「Constellation ♯29」 シルバーインク、墨汁、紙、アルミニウムマウント / paper size: h1395 x w2100mm / ©︎Hiraku Suzuki

原田郁 : NFT作品 @ オンラインサイト「Art Valley」

2023/01/23

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原田郁 : NFT作品 @ オンラインサイト「Art Valley」

原田郁の作品イメージが、1月23日(月)から2月5日(日)まで東急線渋谷駅のヒカリエ改札口にある壁面に掲出されています。 (原田についてはこちら) 本プロジェクトは、東急が運営するオンラインサイト「Art Valley」の企画の一つで、渋谷駅を舞台に生活者とアートをつなげる試みです。 今回掲出されたイメージは、原田がデジタル空間のなかで15年にわたり3Dモデリングソフトでつくりあげてきた仮想の理想郷「インナースペース」の一部の風景を切り取って出力した作品。同時に「Art Valley」のECサイトでは、スタートバーン社が発行するNFTを付与した原田による24種類のデジタル作品が販売されています。デジタル上の仮想空間をフィジカルな絵画として描いてきた原田にとって、NFT作品の発表・販売は初となります!ご注目ください。

ART SG (シンガポールのアートフェア)開幕

2023/01/11

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ART SG (シンガポールのアートフェア)開幕

いよいよ開幕するART SGに、原田郁と角文平が参加しています。 原田郁は、ここ10年来、コンピュータならではの自由な視点で切り取ったCGの世界(彼女はそれを自分の内なる世界と呼んでいる)をモチーフにしています。今回も、シンガポールを舞台にした動画を展示していますが、一方でその遠景を切り取れば風景画になり、逆にごく近景を切り取れば色面を使った抽象画になります。 また近年、原田はCG映像や絵画による平面作品にこだわらず、だまし絵的な要素を含むインスタレーションも展開しています。こうした展開は、日本における原田の地位を確立し、近年では六本木アートナイトやICCでのグループ展など、広く作品を発表しています。1月3日からは東京・渋谷駅構内の吹き抜け空間ガラス面にも作品が設置されます。 一方、角文平は、日常の微妙なニュアンスのエッセンスをとらえ、独特のユーモアで作品化する新進気鋭のアーティストです。角の作品の真骨頂は、ありふれた日常品をパズルのように組み合わせることで、本来の機能や内容をズラし、新たな意味を生み出すことにあります。 角が使用する道具や物は、一見ごく普通の日常生活の一部に見えますが、それらは作家自身の手によって、その時々に生み出された想像上の形なのです。それらは、私たちが信じている日常の姿を投影したものです。それが社会から植えつけられた思い込みに過ぎないことを知らされるのは、本物と並べたときだけであり、この驚くべき状況を生み出しているのは、作家の1ミリの妥協も許さない高い職人技といえます。この高い技術に、柔軟な発想力と遊び心が加わり、彼の作品は実に多彩な展開を見せているのです。 近年、角は家や住生活をモチーフにした作品を次々と発表しています。例えば「石の庭」は、部屋の中に庭がある作品で、2020年のサンワ・コンテンポラリー・アートアワードでグランプリを受賞し、現代における都市の住環境のあり方について一石を投じました。 《Landslide》では、スケートボードでできた地面の上に家が建っており、建築物の自然の曖昧さを露呈しています。一見するとおもちゃのようなポップなスタイルで、国籍や年齢を問わず、容易に理解できる角の明るい作品群を、フランスの美術評論家クレリア・ゼルニックは、角の作品の「軽さと重さの共存」は「現代社会の見えない矛盾や不条理を露呈する」と評したように、作品の軽やかな跳躍は、アートが果たしうる社会的役割として海外からも注目されています。角は、瀬戸内国際芸術祭2013や奥能登国際芸術祭2017などの国際展にも参加した実績がありますが、シンガポールでもその普遍的な問題意識が広くアピールするでしょう。 ART SG General Information ●Date: January 12-15, 2023 ●Venue: Marina Bay Sands + Convention Center ● Art Front Gallery Booth : FC12

栗山斉 @ 国立アジア文化殿堂(ACC)、光州、韓国

2023/01/03

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栗山斉 @ 国立アジア文化殿堂(ACC)、光州、韓国

現在、 栗山斉が韓国の光州にある国立アジア文化殿堂(ACC)にて作品を発表しています! ■グループ展「思惟庭園、想像の向こうを歩く」 開催中ー2023年8月27日(日) 会場:国立アジア文化殿堂(ACC)、光州、韓国 儒教・仏教・道教から影響され発展したアジア固有の思想と美、そして空間を研究することで、アジアに対する想像の新しい地平を開ととともに、アジア、その向こうを描き出す。 参加アーティスト チョン・ファヨン、A.A.MURAKAMI、コフィ、栗山斉、チャン・ソンユン、 Jean-Julien Pous、 RYOICHI KUROKAWA、イ・ジヨン、シン・ボンチョル、ソ・ドンジュ、 RYOTA KUWAKUBO、 KYOUKO-HAMAGUCHI、ホイ・ティング、ピア・マンニコ、キム・ボンクァン、ノグム (photo: The installation view of Hitoshi Kuriyama Copyrightⓒ2022. Asia Culture Center. All rights reserved. / Photographer Myungrae Park)

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