プロジェクトProject
Gallery's Picks for the Month (4月)
ギャラリー
今年の春の連休は各地で関連作家の作品を見る事ができます。その中から3つのイベントと、ご購入してご自宅でも楽しめる彼らの作品を紹介します。
■4/22(金)~ 角文平 個展「宇宙の箱舟」@ 渋谷ヒカリエ、東京
■4/29(金)~ 大地の芸術祭 越後妻有2022 in 新潟県十日町市、津南町
■5/4(水)~ 北斎と現代アート ART HANKYU 2022 @ 阪急うめだ、大阪
作品のお問い合わせはcontact@artfrontgallery.com もしくは03-3476-4868(担当:庄司・坪井)まで。
角文平 個展「宇宙の箱舟」
角文平が4月22日(金)より、渋谷ヒカリエにて個展を開催します。
現在開催中の岡本太郎賞をはじめ、瀬戸内国際芸術祭、いちはらアート×ミックスといった芸術祭、および個展を含む自らの活動の中で、家(住環境)をテーマに作品を展開してきた角文平。今回角は自身の作品を振り返る中で、空想科学的発想がその根本にあったことに気付き、これまでに作った”家”に関する作品を集結させます。そう遠くない将来に、地面を含む住環境の基盤(地盤)が怪しくなる世界が訪れると仮定し、これに対して、空想科学的解決策を作品として示すつもりです。角のこれまでの作品によるクロニクル的な展示となる一方、昨今の民間による宇宙開発の再燃をうけた、宇宙移住計画のテーマに沿って付け加えられた要素が新たな展開を見せる作品群を公開します。
日程:2022年4月22日(金)- 5月8日(日)
会場:渋谷ヒカリエ 8階 CUBE1,2,3(〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1)
ウェブサイト
インスタレーションやドローイングなど様々な作品が出品される本展。その中から、ここではオブジェ作品を紹介します。

角文平《一戸建てマンション》2013 / 鉄、木、ステンレス / 930x555x555mm / price: ASK
「本来、何者にも侵略されることのないプライベートな空間であるべき人間の住居は、人口が過密化している現代都市の中において互いにテリトリーを切り詰め、極限まで隣接しあわなければいけない状況にある。不快なまでの密接な距離感は、互いにバランスをとるためにあえて干渉し合わず、希薄な人間関係を生み出しているように思う。一定の距離を保つためにグリットに固定された家々は、今日も上へ上へと積み重ねられていく。(角文平)」

角文平《一戸建てマンション #01》2018 / ミクストメディア / 280 x 280 x 73mm / price: ASK

角文平《O2》2016 / 酸素マスク、アクリル、模型材料 / 680x460x180mm / price: ASK
大地の芸術祭 越後妻有2022
新潟県・越後妻有地域の広大な里山を舞台に20年続く芸術祭。8回展は、1年の延期を経て、春から秋まで開催します。
日程:2022年4月29日(金祝)~ 11月13日(日)全145日間
開催地:越後妻有地域 (新潟県十日町市、津南町)
参加作家:
(春、夏、秋)カールステン・ニコライ、中谷ミチコ、レアンドロ・エルリッヒ、河口龍夫、磯辺行久、椛田ちひろ、田中信太郎、大岩オスカール、蔡國強
(夏)大巻伸嗣
(夏、秋)川俣正、藤堂、安野太郎
ウェブサイト
ここでは、初参加で4月29日より新作を発表する椛田ちひろの作品を紹介します。

椛田ちひろ《ゆく水の家》2022 / 集落:市ノ沢(十日町市馬場壬848)
空き家に残された建具を用いて、古い流れと新しい流れが同居してきた市ノ沢集落の歴史が表現されている。建具に貼った「流れ」を描いた障子紙には、裏側から光が灯されることで、黒壁の暗い室内に川の「流れ」が浮かび上がる。上階は一転して白く明るい空間に、透明なメディウムで描き出された山谷の連なりが広がる。今も昔と変わらずに集落を囲む山々が、幽かな陰によって描き出される。(ウェブサイト)
そして、椛田の「流れ」を感じられる作品は東京のギャラリーでもご覧いただけます。

椛田ちひろ《Dark River 20140719》2014 / 900x900mm / インクジェット紙にボールペン / price: ASK
2014年に制作された本作は、自由に流れるような線が印象的な作品です。2013年頃の塗りつぶすようなスタイルからの新たな展開を感じさせ、作家史のなかでも転機を記録している作品といえるでしょう。川の流れのようであり、どことなく制作中の作家自身の動きが想像されそのうごきはまるで踊りのようでもあります。
北斎と現代アート ART HANKYU 2022
世界の人々を魅了する 江戸の浮世絵師・葛飾北斎の代表作『北斎漫画』と、 四季折々の富士山を描いた『富嶽百景』の展覧会と共に、 日本を代表する現代アートの6ギャラリーがセレクトしたアーティストの作品が一堂に展開されます。アートとの出会いを楽しみ、コレクションする喜びをご体感ください。
日程:2022年5月5日 - 9日
会場:阪急うめだ本店(大阪府大阪市北区角田町8−7)
ウェブサイト
参加作家(アートフロントギャラリー):
大岩オスカール、田中望、金氏徹平、石田恵嗣、エコ・ヌグロホ、角文平、川獺すあ、他
参加ギャラリー:
アートフロントギャラリー 、浦上蒼穹堂 、ANOMALY 、小山登美夫ギャラリー 、シュウゴアーツ 、タカ・イシイギャラリー 、西村画廊

大岩オスカール 《Pine River》2015 / キャンバスに油彩 / 1380 x 1780mm / price: ASK
サンパウロで生れ、日本やニューヨークでアーティストの仕事を展開してきた大岩オスカールはまさに「旅人生」を送っている。そんなオスカールが、海は繋がっている、どこにいても同じ海を見ているという思いをこめて川の情景を描いた。これはサンパウロを流れる、市民から愛着のあるピニェイロス川を描いたもので《Pine River》と名づけられた作品。悠々と流れる幅の広い大河(以前は蛇行していた形状を20年以上の河岸工事でまっすぐにした)に、重機などを載せた大型の船が往来し、水面に映る街の夜景と穏やかに交じりあう。
現在国立国際美術館で開催中の《感覚の領域》展には逆巻く波しぶきをあげる船を描いた作品が並ぶ。開幕したばかりの瀬戸内国際芸術祭では、男木島を舞台に旧作新作、と話題が目白押しのオスカール。「繋がる海」をぜひ、お楽しみください。

田中望 《ジュンサイ》2022 / パネル、胡粉ジェッソ、水干、墨、箔、330x240mm / price: ASK
3月にアートフロントギャラリーにて個展を開催した田中望。東北芸工大で学んでいたときからVOCA賞(2014)等で注目されてきたが、現在は庄内などの山間部に住み、地域おこし活動と制作を両立させている。
今回のテーマ《山づと》、万葉集に遡る「山からの贈り物」という意味で、地元の人たちが自然の植生する山菜を、山の神からの贈り物として感謝しながら今も昔も採って生活の糧にしているさまを表している。田中は葉山葵、ワラビ、ジュンサイ、ドンゴイなどの山菜を保存食にするプロセスを、ウサギたちの姿を借りながら作品化した。丁寧な観察眼に民話のファンタジー、田中自身のアーティストの眼と地域経済への想いが交錯しているようだ。個展では自らつくったサルノコシカケのスープなども販売され、アートを切り口にした新たな可能性を感じさせるシリーズになっている。

ぜひ各地のイベントで!ご自宅で!アート作品をお楽しみください。
■角文平 個展「宇宙の箱舟」@ 渋谷ヒカリエ、東京
■大地の芸術祭 越後妻有2022 in 新潟県十日町市、津南町
■北斎と現代アート ART HANKYU 2022 @ 阪急うめだ、大阪
(作品購入お問い合わせ:contact@artfrontgallery.com )
関連ニュース









![[代官山] 5月8日~12日、臨時休廊のお知らせ](https://artfrontgallery.com/whatsnew/63b3d872d7e10845cb26ce0ed548ee7093714be7.jpg)























![[インタビュー] 角文平 個展:Secret room](https://artfrontgallery.com/whatsnew/_DSC5323.jpg)
![[インタビュー] 角文平 個展:The garden](https://artfrontgallery.com/whatsnew/_DSC5133.jpg)






![[次回開催予定の展覧会 2] 大岩オスカール: 隔離生活](https://artfrontgallery.com/whatsnew/c2861f23808c020cd95195969940730ffd67cdfb.jpg)












































































アートフロントギャラリーでの展覧会



























